司書の夢心地

最近司書の資格を取得しました。

学校図書館の役割

最近の学校教育を見ていると、インターネットによって膨大な情報へのアクセスが容易になり、これが及ぼした影響は大きいと言えます。以前は、情報を求めた際に、情報の専門家によってすでに評価された情報、例えば、編集者の判断をクリアした出版物や司書の評価を経た図書館に並ぶ本などがそれにあたります。

 

そして、何か情報を探す際も、その検索や入手に関しては、図書館司書やサーチャー

などの情報の専門家がサポートするのが一般的でした。しかし、インターネットを利用すれば、誰でも自由に情報を発信することができます。またその膨大な情報に誰もがアクセスすることが可能です。

 

この情報の一大革命によって、1人1人の児童・生徒が、必要な情報に自由にアクセスをして、入手した情報を評価、判断、活用する能力を早急に身につける必要があるといえるでしょう。情報活用能力育成について、重要な役割を果たすことは、情報へのアクセスを保証する図書館や図書館で働く司書の重要な役割になります。

 

よく言われるように、日本では、情報活用能力や情報リテラシー、インターネットの

検索リテラシーはまだまだ低く、その育成については、学校図書館等に頼らざる得ないの現状です。

 

情報活用能力については、調査研究協力者会議なども、情報活用の実践力、情報の科学的な見解、情報社会に参画する態度の3点にまとめられたことを新聞で読んで最近知りましたが、特に情報活用の実践力については、学校図書館の活用がベストだと言われています。