司書の夢心地

最近司書の資格を取得しました。

司書の患者さん

友達が入院をしたので私はお見舞いに行きました。そこは市内にある総合病院でかなり大きな病院でした。友達の入院している階までエレベーターで上がるととても広い談話室のような場所ともう一つ部屋があり、ガラス越しに見えるのはたくさんの本でした。友人の部屋へ行きいろいろ話もあるということで先ほど通った談話室に行って話すことになりました。そして入院した経緯や退院の予定などを聞くと二人で本の話しになりました。ちょうど隣にある本の部屋は何かということになり、その部屋へ入ってみるとガラス越しに見ていたよりもさらにたくさんの本が並んでいました。

 

本はジャンルを問わずにいろんなものがあってマンガや雑誌、単行本や文庫本などが並んでいました。図書館とまではいかないのですが、図書室と言ってもいいぐらいの本が並んでいました。通りかかったナースの人にこの本はどうしてここにたくさんあるのか尋ねてみると、以前図書館で司書をしていた人が入院をした時に退屈しのぎに読んでいた本を退院する時に寄付をして帰ったことが始まりでそれから退院されるごとに本が増えたそうです。病気やけがの本もありましたし、趣味や物語などの本もありました。その司書の人は退院後に通院されたそうなのですが、家で読まない本を少しずつ持ってきてくれた物もたくさんあるそうです。友達は入院していてもここに本がたくさんあることを知らなかったようで退屈しのぎに本を読む楽しみができたと喜んでいました。